人生には、不登校以外にも、困難なことにいろいろ遭遇します。
レベル別の対応法があります。
①自分で克服
②身近な人と克服
③専門家と克服
④仲間と克服
例えば。
おなかが痛いとします。
①自分で克服レベルとは、
市販薬を飲んだり、おなかにカイロを張ったりして、自分で何とかできるレベル。
②身近な人と克服レベルとは、
会社・学校を休んで、職場や家族の人に助けてもらう。
仕事をフォローしてもらったり、おかゆを作ってもらったり。家事をやってもらったり。
③専門家と克服するレベル
病院に行って、医師をはじめ、看護師、レントゲン技師、薬剤師、医療事務などの専門家の力を使うレベル。
④仲間と克服するレベル
同じような病気や症状の人と仲間になって、乗り越えていくレベル。
不登校の親で言えば。
①自分で克服するレベル
こどもが学校に行きたくないといったときに、諭したり、励ましたり、時に怒ったりするなど、親が自分で判断した対応で、克服した場合。
②身近な人と克服するレベル
ママ友や、親戚の人、職場の人などに相談してこどもへの対応を考えたり、一緒にしたりして、克服できたレベル。
担任の先生と協力して、克服したレベル。
③専門家と克服するレベル
スクールカウンセラーに相談したり、適応指導教室やフリースクールを活用したり、不登校支援専門の支援団体などを活用して、克服する。
④仲間と克服するレベル
親の会などで、同じ困難を抱える人と情報を共有し、知恵を出し合い、助け合い、支えあいながら、学びあいながら、克服していくレベル。
お子さんが「学校に行きたくない」といったときに、もちろん、親の対応で、済むこともあるでしょう。ママ友や親族、担任の先生のかかわりで、どうにかなることもあるでしょう。専門家の力を借りて、お子さんが前向きに人生を歩き出すこともあるでしょう。でも、どうにもならない!と思ったら、「仲間と克服するレベル」親の会に気軽に参加してみましょう。
こどもだったら、
①自分で克服するレベル。
「学校に行くの嫌だな」って思っても、何か楽しいことを見つけたり、頑張ったりする。
②身近な人と克服するレベル。
お母さんやお父さん、担任の先生、お友達に学校に行きたくないことを相談して、つらい気持ちを分かってもらえたり、困ってることを助けてもらったりする。
③専門家と克服するレベル。
スクールカウンセラーや心理療法士の面談を受けたりする。
フリースクールのスタッフなどと一緒に過ごすなど。
④仲間と克服するレベル。
同じように、学校に行ってない子に会って、仲間になる。「あの子も頑張ってるので、私も頑張ろう」とともに励ましあったり、刺激しあったりする。
という感じでしょうか?
不登校にどのように対応していけば、これが正解ということではないです。これからも、考えていきたいです。
何か、気が付いたことがあれば、ここに載せていきます。